参観日にやさしい花がさいた話

こんにちは。ガリガリ税理士の中原(@makito_tax)です。

 

こどもの成長をみれる絶好の機会より、優先しないといけないことってありますか?

 

 

念願の参観日

年に2回しかない、待ちに待った参観日。平日ですが、もちろん有給を使い参戦します。

残念ながら、父親の姿はあまりありません。参加しない父親はなにを考えているのでしょうか。

 

朝の挨拶からはじまり、フルーツバスケット、そして発表会。

 

発表会では3曲歌ったのですが、そのうち1曲はあらかじめ歌うことがわかっていました。

前日にいただいたクラスだよりにこんなことが書かれていたからです。

 

 

クラスだより

ある朝、子どもたちと園庭に出て、体を少しあっためようとマラソンをしていた時のことです。たいこばしの下をくぐったり、くねくねと曲がってみたり、色々なコースを走っていました。

〇〇山を上り下りしたときのことです。山の芝が少し濡れていたこともあり、すべって上るのに時間がかかっていたお友だちがいました。

その様子に気づいたMちゃんが、山のところまでひきかえして、お友だちの手を繋いで一緒に山を越えてみんなの元まで走ってきました。その様子を子どもたちと一緒に足を止めて見守っていました。

保育室に戻った際に、「花さき山っていうお話があるんよ。誰かのために我慢したり、やさしくしたりした時に、お山にひとつ花が咲くっていうお話なんよ。さっきMちゃんがしたことはどう思う?」と一通り話を終えたあと、Aちゃんが「先生、花が咲いたな~」と、ぽつり。子どもたちにじんわり沁みわたるようなあったかい気持ちにさせてもらった出来事でした。

 

 

Mちゃんは溺愛する娘です。

 

以前、担任の先生から妻をとおしてこの話を聞いたことがあり、すぐにピンときました。

まさか娘のやさしさが、参観日の発表曲のきっかけになるとは。

 

臆病で人見知り、甘えん坊で泣き虫な娘。

幼稚園に泣かずに通っていることだけでも感心していたのに、自分からこんな行動ができるようになっていたのです。

 

ただの参観日なのに歌がはじまった途端、ひとりだけ号泣していました。

 

 

   やさしいこと ひとつすると
   山にひとつ 花がさく
   それはそれは すてきな すてきな花だよ
   花さき山をつくろう みんなの ちからで
   花さき山をつくろう みんなの みんなの やさしさで
   つらいこと がまんすると
   山にひとつ 花がさく
   それはそれはきれいな きれいな花だよ
   花さき山をつくろう みんなの 心に
   花さき山をつくろう みんなの みんなの やさしさで
   世界中にさかせよう

 

 

娘を一人前のこどもにしてくださった担任の先生には、感謝してもしきれません。

 

 

まとめ

娘に読んであげるため、花さき山の本を買いました。

4歳にはまだ難しいとは思いますが、いつか理解してもらえたら。

⇒娘はどうしてこんなにかわいいのか

 

 

Posted by 中原牧人