個人事業主の開業費とは?範囲は?いつ経費になるの?

こんにちは。ガリガリ税理士の中原(@makito_tax)です。
個人事業主の方は経費がもれがちです。
開業費を忘れていませんか?
開業費とは
開業費とは、事業をはじめるまでにかかった準備費用です。
たとえば、
・名刺
・交際費
・セミナー代やその交通費
・WEBサイトの作成費
あげだしたらキリがないくらい範囲が広いですね。
このうち10万円以上の「モノ」は固定資産として、決められた年数(耐用年数)で経費にしていかなければなりません。
つまり、耐用年数があるので開業費にはならないのです。
(WEBサイトの作成費は「モノ」がないので、10万円を超えても開業費になります)
ちなみに商品や材料は、開業費ではなく仕入です。
開業費はいつ経費になるの?
開業費は、好きなときに好きなだけ経費にすることができます。
「いつでも経費にできる貯金」なのです。
たとえば、開業費が100万円あった場合、
・1年目は赤字だったので、経費にせずとっておこう
・2年目は軌道にのりだしたので、10万円を経費にしよう
・3年目はもうかったので、残り90万円をすべて経費にしよう
なんてこともできるのです。
どれくらい前のものが開業費になるの?という点ですが、特に決められていません。
(数年かけて準備することはあまりないのではないでしょうか)
内容を説明できるようレシートを保管しておきましょう。
まとめ
「経費になるものをきちんと経費にしてあげる」
これが1番の節税です。払う必要のない税金を払わないようにしましょう。
⇒家庭用の固定資産を個人事業に使っていませんか?減価償却の計算方法をわかりやすく解説!