仮想通貨の税金改正が正式に決定!web3税理士なのにうれしくない理由とは?

2023年6月20日、仮想通貨の税金改正が正式に決定されました。
ですがこの改正は、一部の人はすでに知っていた「出来レース」なのです。
仮想通貨の税金改正は出来レース?
以前から問題視されていた、法人が持っている仮想通貨(自社発行)の含み益への税金が、ようやくなくなりました。
「やっと仮想通貨の税金が変わった」という声をSNSで見ましたが、この改正は半年前からわかっていました。
税金のルール変更は、
- 年末までに意見を出しあう
- 12月に税制改正大綱として発表される
- 翌年以降にちょっとずつ正式決定
という流れになっています。
つまり、税制改正大綱に書かれたものは、正式決定を待っているだけなので、事実上「税金改正は年末に決まっている」のです。
仮想通貨の税金が変わるのは年末にわかる
web3に興味がある人にとって、情報の鮮度は大切ですよね。
仮想通貨の税金の最新情報が知りたい方は、「税制改正大綱(まとめ情報でもOK)」を調べることをおすすめします。
【ざっくり解説】税制改正大綱2023(令和5年度)まとめ速報【中小企業・フリーランス用】
仮想通貨に限らず、税金の情報は生きていくうえでかかせない、自分を守るためのもの。
このブログだけではなく、YouTubeでも発信していますので、チェックしていただければうれしいです。
仮想通貨(他社発行)の法人の時価評価は改正されていない
もうひとつ、わたしがうれしくない理由としては、法人の時価評価がすべて変わったわけではないからです。
自分の会社で仮想通貨をつくるような大きな会社は、その含み益に税金がかからなくなりました。
ですが、わたしが顧問契約・単発相談でサポートしているお客様にとっては、他者発行の仮想通貨のほうが重要なのです。
- すべての仮想通貨の含み益への課税をなくす
- 税金を仮想通貨でも払えるようにする
といった、もっとweb3が広がるための改正が、早く出てくることを望んでいます。
所得税の増税・値上げが2023年改正(令和5年度)でこっそり実行?解決策はweb3のブロックチェーン!
まとめ
仮想通貨の税金改正は出来レースということを書きました。
web3の税金について聞きたいことがある人は、単発相談(個別相談)をご利用いただければ。
◆娘(9歳)日記
最近ちょっとずつですが、本を読むようになりました。
読書をはじめたのが遅かったわたしにとって、にやけてしまう成長です。