資本的支出と修繕費の違いについて車を例にわかりやすく説明します!

2019年9月11日法人, 確定申告, 税金

こんにちは。ガリガリ税理士の中原(@makito_tax)です。

 

資本的支出と修繕費の区分は曖昧です。

しかし、それを逆手にとってはいけません。

 

 

資本的支出と修繕費とは?資本的支出は減価償却になる?

維持管理や修理をするための費用は、修繕費として全額が経費になります。

車でいうと車検代やタイヤ交換ですね。シートに穴があいたので直した、という場合でも問題ありません。

 

たとえば、200万円で買った車が古くなってきたとします。

 

「100万円かけて内装をドレスアップしよう」

 

 

これは修繕費になりません。

 

「車の価値があがっているので、新しいものを買ったのと同じだよね」

とされ、固定資産として減価償却をしなければなりません。(資本的支出)

 

つまり、全額がその年度の経費にはならず、何年かにわたって経費にしなければならないのです。

⇒家庭用の固定資産を個人事業に使っていませんか?減価償却の計算方法をわかりやすく解説!

 

20万円?60万円?資本的支出と修繕費を判定するための形式的な基準がある

とは言っても、資本的支出と修繕費の区分って非常にややこしい。

そのため「これを満たしたら修繕費でいいよ」という形式的な基準があります。

 

実際にあてはめてみましょう。

 

・20万円未満

⇒100万円なのでだめ

・3年周期

⇒該当しないのでだめ

・区分がはっきりしないもので60万円未満

⇒100万円なのでだめ

・区分がはっきりしないもので買った金額の10%以下

⇒50%(=100万円÷200万円)なのでだめ

 

 

残念ながら固定資産で減価償却コースになります。

 

 

請求書の改ざんは脱税です

「そーらーをじゆうにとーびたーいなー」

「はいっ!タケコプター!」

 

 

こどもの頃よくみていていたドラえもん。(ドラえもん⇒クレヨンしんちゃんの流れは最高)

ドラえもんは秘密道具でなんでも願いを叶えてくれます。

 

あんなことやこんなことを叶えてほしい。ドラえもんがいたらいいのに、といつも思っていました。

もちろん大人になっても叶えてほしいことはありますが、大抵のことは自分で叶えられるのが大人です。

 

 

社長「この請求書では資本的支出になるけど、どうにか修繕費にしたいな。よし、お願いしてみよう」

車屋「はいっ!改ざんした請求書―!」

 

 

ほんとにやめてください!脱税です!

 

 

こういったことを一度でもしてしまうと、二度、三度と繰り返してしまうものです。

それはもう麻薬のごとし。

 

脱税はみつかります。あとでみつかって痛い目をみる、いや、痛い目ならまだかわいいもの。

もしかしたら、追加の税金や罰金で我が子のような会社が倒産するかもしれません。

 

税金の使い道を考えたら嫌になることもありますが、それとこれとは別の話。

わたしはそのような仕事を受けるつもりはまったくありませんし、脱税する人や会社が嫌いです。

 

 

まとめ

経費と脱税は紙一重。

この記事を正しい判断に活かしていただければうれしいです。

 

 


Posted by 中原牧人