ビットコインが今後は生命保険になる?変額保険・外貨建て保険と共通するメリット・デメリットとは?
ビットコイン(仮想通貨)と AI を使った、生命保険が開発されています。
おもしろそうな話ですが、「保険」と「投資」はわけて考えるようにしましょう。
ビットコインが今後は生命保険になる?
2023年6月現在、ビットコインを使った生命保険が、海外(バミューダ)で開発されています。
具体的には、保険料をビットコインで払い、保険金もビットコインでもらうというもの。
ChatGPT を開発した OpenAI も協力するということで、web3好きなわたしにはわくわくする話です。
ですが、大量のビットコインを持っている「億り人」でもないかぎり、ビットコインの保険はおすすめできません。
【NFTの税金】国税庁がQ&A(タックスアンサー)を発表!仮想通貨とのちがいとは?
ビットコイン保険と変額保険・外貨建て保険に共通する仕組みとは?
保険に興味がある人なら、「変額保険」や「外貨建て保険」を聞いたことがあるのではないでしょうか。
どちらも、保険会社に代わりに運用してもらい、保険のついでに投資(投資信託・外貨)もやっちゃおうというものです。
ビットコインの保険も、おなじ仕組みです。
ビットコインの価格が上がったら、万が一に備えつつ、お金も増やせる「一石二鳥」に見えますよね。
しかし、保険会社の手数料は、ドン引きするくらい高い。(保険料に上乗せされています)
残念ながら、変額保険・外貨建て保険・ビットコイン保険で儲けようとしても、かぎりなく勝ち目がありません。
スラムダンクでたとえると、宮城リョータ(168センチ)が桜木花道(189センチ)にリバウンド勝負を挑むくらい、不利な勝負なのです。
保険と投資はわけて考えたほうがいい
「保険のついでに投資もできたらいいな」と考えがちですが、保険と投資はわけて考えるようにしましょう。
加入する保険は、決まった金額を必ずもらえる、最低限のものだけでいいのです。
そこで投資として使ってほしいのが、
- iDeCo
- つみたてNISA
といった「ローリスク・ハイリターン」の運用方法です。
実際にわたしも使っていますが、ほとんどほったらかしなのに、安定してお金を増やせています。
「投資のような保険」はとりあえず見直して、iDeCo・つみたてNISAに変更できないか、検討してみてはいかがでしょうか。
退職金の税金(退職所得控除)が改正で見直し?iDeCoへの影響とは?
まとめ
ビットコインの生命保険と変額保険・外貨建て保険に共通するデメリットを書きました。
ビットコインの価格が安定して、おもしろいサービスに使われることを期待しています。
◆娘(9歳)日記
父の日のプレゼントを、娘に選んでもらいました。
孫からの「最高のじぃじ」と書かれたTシャツ、よろこんでくれたようです。
Posted by 中原牧人
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中原牧人(まきと)
1987年、島根生まれ岡山育ち。合同会社MIOコンサルティング 代表社員|中原牧人税理士事務所 代表税理士|一般社団法人はれとこ 監事
web3(仮想通貨・NFT・DAO)、AIサービス、IT効率化に強い税理士。岡山県を中心に全国のひとり社長やフリーランスをサポートしている。
メディア出演、セミナー実績多数。ゲームとマンガが大好きで、9歳の娘を溺愛。
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