銀行の金利に騙されていませんか?実質金利と表面金利のちがいとは?

本日2019年5月24日、吉備信用金庫の真備支店・川辺支店が営業を再開します。
吉備信用金庫とは?真備支店・川辺支店がついに営業再開
吉備信用金庫とは、岡山県総社市に本店がある信用金庫です。
岡山県内に11の支店がありましたが、真備支店・川辺支店は西日本豪雨で1階部分が水没。
移動店舗車や個別訪問により対応しながら建て替えをすすめていましたが、ついに営業を再開します。
さらに川辺支店は、「スマイルテラスかわべ」として新しく生まれかわります。
さまざまな要望を聞くコンシェルジュも配置し、毎週日曜日には住宅ローンなどの相談会も開催されます。
災害時の銀行特例とは?定期預金の期限前でも解約・払戻しができる
災害があった場合、税金にはいろいろな優遇措置がありますが、銀行にも同様のものがあるのです。
そのうちのひとつとして、
「定期預金等の期限前払戻しに応ずること。また、当該預金等を担保とする貸付にも応ずること」
というものがあります。
そもそも「定期預金は期限まで解約できない」と思い込んでいる方もいますが、期限前でも解約・払戻しをすることは可能です。
しかし、ペナルティとして金利が普通預金程度になってしまいます。
ところがこの優遇措置のおかげで、もとの金利のまま解約・払戻しができるようになっているのです。
実質金利とは?同じ銀行に定期預金がある場合は注意
そんな金利ですが、「実質金利」を知っていますか?
定期預金や借入金の金利は「表面金利」であり、実際の金利(実質金利)とはちがうのです。
たとえば、
- 借入金1000万円
- 年間利息10万円
の場合、金利は1%(=10万円÷1000万円)ですよね?
しかし、
- 借入金1000万円(年間利息10万円)
- 定期預金500万円
の場合、金利は1%ではありません。
定期預金の500万円は使うことができないので、借入金500万円(=1000万円-500万円)に対して10万円の利息を払っているのです。
その金利、なんと2%!
1%で借りていたつもりが定期預金があるがために2%になっていたのです。
(定期預金の利息は無視しています)
- 定期預金をすすめられる
- 定期預金の解約をしぶられる
これは実質金利をあげるための銀行の作戦です。
銀行との付き合いは必要であり大切ですが、表面金利にはだまされないように。
まとめ
吉備信用金庫の営業再開について。
これを機にさらに復興が進むことを願っております。
■娘日記
毎回泣いていた歯医者ですが、妻の厳しさのおかげでいつの間にか好きになっていました。
甘やかしてばかりの父親はだめですよ!
(ごめんなさい)