仮想通貨(暗号資産)で給与の支払い!会社員の税金(確定申告)はどうなる?

お金で払うことが原則の給与ですが、仮想通貨で払うこともできます。

そこで、会社側と従業員側で、それぞれ注意するポイントについて解説します。

※YouTubeでくわしく解説しています。

 

給与はデジタルマネーや仮想通貨で払うことができる

会社から従業員への給与は、お金(銀行への振込)で払うことがほとんどです。

ですが、2023年4月から、「PayPay」「LINEPay」といったデジタルマネーでも払えるようになりました。

 

それだけではなく、会社と従業員の間でルールを決めることで、

  • ビットコイン
  • イーサリアム

といった、仮想通貨(暗号資産)でも払うことができるのです。

実際に、仮想通貨で給与を払う場合、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか。

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会社側はルールを決めておくことが大切

仮想通貨で給与を払うときは、「ルールを決めておく」ことが大切です。

 

たとえば、30万の給与をビットコインで払う場合、

  • いつの時点(◯日の◯時)で計算するのか
  • 下落したときはどうするのか

といった「日本円ではありえないこと」を決めておかないと、後でもめる原因になります。

 

また、「仮想通貨で給与をもらうことに納得したよ」という書類(データ)も残しておきましょう。

 

従業員側は税金のタイミングを覚えることが大切

仮想通貨で給与をもらったときは、なにもする必要はありません。

お金でもらうときとおなじように、会社が税金を計算して、給与から勝手に引いてくれるからです。

 

気をつけたいのは、

  • 仮想通貨を売ったとき
  • 仮想通貨でモノを買ったとき

など、仮想通貨の儲け(利益)が確定し、自分のものになったときです。

 

もらったときより値上がった部分の金額は、「雑所得」として給与とはちがう計算をします。

つまり、これまで「年末調整」だけで済んでいた会社員の方は、仮想通貨で給与をもらうと「確定申告」が必要になるのです。

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まとめ

仮想通貨で給与を払うときのポイントについて書きました。

もっとくわしく聞きたいという方は、単発(スポット)相談をご利用ください。