相続した土地を売ったら税金が安くなる?相続税を支払ったかどうか確認を忘れずに

2019年10月31日確定申告

「高い相続税を支払って土地を相続したのに、その土地が売れたらまた税金をとられるの?」

そんなご立腹なあなた!相続した土地が売れた場合、税金が安くなる制度があります。

 

相続税の計算方法とは?基礎控除とは?相続税率は最高で55%

相続税は高いです。相続を経験した方ならご存知でしょうか。

財産があればあるほど税率はあがり、最高でなんと55%。半分を税金でもっていかれるのです。

(資産がウン十億ある場合ですが)

 

相続税の計算方法をざっくり説明すると、財産の合計が一定の金額(基礎控除)を超えるとその部分に相続税がかかります。

(配偶者が相続した場合、保険金など相続税がかからない場合もある)

 

基礎控除ですが、

「3000万円+600万円×法定相続人の数」

となっており(2019年4月現在)、どんどん縮小傾向にあります。

相続税はお金もちが支払うものと考えられていましたが、最近ではとても身近なものになっているのです。

 

財産がすべてお金ならありがたいですよね。

いくら相続税が高いといっても、税金を支払った残りは自分のものです。

 

ところが、不動産ならどうでしょうか。

  • 登記費用がかかる
  • 毎年の固定資産税
  • 管理しないといけない

とあまりうれしくはありません。

ようやく売れたと思ったら、今度は所得税。また税金がとられるのです。

この二重課税をなくすための制度があります。

 

相続財産を譲渡した場合の取得費の特例(取得費加算)とは?

土地を売った場合、利益に対して所得税がかかります。

2009~2010年(平成21~22年)に土地を買っていませんか?譲渡所得の特例が使えます。

 

「売った金額-買った金額=利益」

 

この計算でいうと、買った金額がふえると利益がへりますよね?

つまり、「すでに支払った相続税を買った金額にいれることで所得税の計算から除外しましょう」という制度なのです。

 

もちろん、相続税の全額ではありませんよ。

今回売った土地に対応する相続税だけです。

 

注意点としては、相続税の申告期限(亡くなられた日から10か月)から3年以内に売れなければ、この制度はつかえません。

ちなみに土地だけでなく、建物・株でもOKです。

 

まとめ

相続の経験は一生に一度あるかどうかです。

こんな制度があるんだ、と頭の片隅にでもおいていただけたら。

 

■娘日記

娘が寝ているときに妻が話しかけたら返事をします。

それも謎ですが、わたしが話しかけたら無視されます。なぜ?

Posted by 中原牧人