確定申告は期間前(2月15日以前)でも提出できる?1月からする方法とは?
2019年2月13日
確定申告の期間は、「2月16日~3月15日」と発表されています。
かんちがいされる方も多いですが、じつは、「2月15日以前」でも提出することができます。
確定申告の提出期間はいつからいつまで?
フリーランス(個人事業主)はもちろん、会社員にも関係している確定申告。
提出する期間は、「2月16日~3月15日」とされています。
ですが、定期的に経理をしている場合など、「1月に確定申告できちゃうもん」という方も多いのではないでしょうか。
じつは、わざわざ2月16日まで待たなくても、1月4日から提出することができるのです。(1月1日~1月3日は休み)
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確定申告は期限前(2月15日以前)でも提出できる
どんな内容の確定申告でも、2月15日以前から提出できます。
「申告書作成は1か月くらいかかるよね」という理由で、あえて遅いスタートになっていますが、無理にあわせる必要はありません。
注意点として、freee・マネーフォワードを使っていると、クラウド会計ソフトの対応を「1月中旬くらい」まで待たされます。
年明けから確定申告をしたい方は、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を使うようにしましょう。(無料でそこそこ使いやすいのでおすすめです)
還付申告の期間はいつからいつまで?
ちなみに、確定申告には「税金を払うもの」と「税金をかえしてもらうもの」があり、
- 住宅ローンがある
- 病院代(医療費)が多い
- 会社を退職した
といった、税金をかえしてもらうものを「還付申告」といいます。
税金を払うもの(確定申告)とちがって、3月15日の期限を過ぎても、5年間ならいつでも提出できます。
たとえば、2023年分の還付申告なら「2024年1月1日~2028年12月31日」までできるので、覚えておくとお得です。
岡山の税理士による個人事業主・フリーランス向けの確定申告コラム
まとめ
確定申告は、期間前(2月15日以前)でも提出できます。
確定申告について相談したいことがある方が、単発(スポット)相談・申告書作成コンサルティングをご利用ください。
Posted by 中原牧人
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中原牧人(まきと)
1987年、島根生まれ岡山育ち。合同会社MIOコンサルティング 代表社員|中原牧人税理士事務所 代表税理士|一般社団法人はれとこ 監事
web3(仮想通貨・NFT・DAO)、AIサービス、IT効率化に強い税理士。岡山県を中心に、全国のひとり社長やフリーランスをサポートしている。
メディア出演、セミナー実績多数。ゲームとマンガが大好きで、9歳の娘を溺愛。