【インボイス制度】2割特例はやりなおし(更正の請求)ができない?

インボイスの負担が軽くなる、2割特例。

じつは、使うのを忘れてしまうと、やり直しができません。

 

インボイスの2割特例の計算方法とは?期間は?

インボイスの2割特例とは、

  • 経理が楽になる
  • 税金が安くなる

といった、消費税の特別ルールです。

 

3年ちょっとの間は、払う消費税が「売上×2%(売上の消費税の2割)」になります。

インボイスではじめて消費税を払うことになる方には、ありがたいですよね。

 

ですが、メリットばかりに思える2割特例でも、じつは落とし穴があります。

確定申告のときに使うのを忘れてしまうと、後からやりなおしができないのです。

【インボイス制度】消費税(2割特例・簡易課税)の計算方法!YouTube・ブログ・Kindleはどうなる?

 

インボイスの2割特例は申請手続きはないが更正の請求ができない

インボイスの2割特例は、申請手続きがいりません。

似たような計算方法(簡易課税)を使うためには、事前の申請が必要ですが、2割特例は「使うかどうかを後出しで選べる」のです。

 

ですが、2割特例を使わなかった場合、「忘れてたから修正させて」とおねがいしてもだめです。

株とおなじように、最初の確定申告で選ばなかった方法を、後から使うことはできないのです。

 

インボイスの2割特例の対象者は忘れずに使おう

2割特例の対象者は、「インボイスに登録したことで、はじめて消費税を払う方」です。

フリーランス(個人事業主)だけではなく、会社も使うことができます。

 

ちなみに、消費税の計算方法は、

  • 2割特例
  • 簡易課税
  • 原則課税

の3種類から選べますが、ほとんどのケースで2割特例がお得になります。

 

2年前の売上が1000万円を超えてしまうと、残念ながら、2割特例は使えなくなってしまいます。

しかし、使えるときはもれなく使って、インボイスの負担をできるだけ減らすようにしましょう。

【インボイス制度】負担が減る2割特例!フリーランス(個人事業主)が法人化したらどうなる?

 

まとめ

インボイスの2割特例はやりなおしができないということを書きました。

消費税の確定申告に不安がある方は、単発相談をご利用いただければ。