仮想通貨と海外FXを損益通算(内部通算)?損失は相殺できます!

2021年9月29日

ただの投資対象ではなく、新たな通貨としても注目されている仮想通貨。

仮想通貨と海外FXを損益通算することで、利益と損失を相殺することができます。

 

仮想通貨の確定申告とは?

ビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨。

中米のエルサルバドルではビットコインが国のお金(法定通貨)になったり、中国では「仮想通貨を規制し、独自のデジタル通貨を国のお金にしよう」といった動きもでています。

 

株とおなじように、値上がりした仮想通貨を売ると確定申告が必要になります。

(個人にかぎりますが、含み益のままなら確定申告をしなくていいです)

証券会社から送られてくるデータ・紙をもとに申告することになるのですが、ややこしいことに、株と仮想通貨では「確定申告のやり方」がちがいます。

 

具体的には、株はいくらもうかっても税率が一定(分離課税)ですが、仮想通貨では利益がでるほど税金が高くなります(総合課税)。

「仮想通貨でもうかったけど税金が…」という方が見落としがちなのが、「仮想通貨と海外 FX は相殺できる」ということです。

 

仮想通貨と海外FXは損益通算できる

仮想通貨の損益通算(内部通算)とは、仮想通貨の「利益」と海外 FX の「損失」を相殺することをいいます。

 

たとえば、10万円で買った仮想通貨を110万円で売った場合、100万円(=110-10)に対して税金がかかります。

ですが、海外 FXで50万円の損失がでていると、50万円(=100-50)に対しての税金だけですむのです。

 

注意点として、おなじ年のものしか相殺することができません。

株のように、「損失を3年間ためておき、利益がでたら相殺しよう」ということができないのです。

 

仮想通貨と国内FXは損益通算できない

海外 FX はしていないけど国内 FX ならやっているという方は、 「仮想通貨と国内 FX は相殺できないの?」と思うかもしれません。

残念ながら、仮想通貨と国内 FX は相殺することができません。

 

確定申告をするうえで、

  • 国内FX
  • 仮想通貨、海外FX

のようにわけられており、仲間ごとに税金を計算することになっています。

つまり、仮想通貨と国内FXはおなじ仲間ではないので、損益通算ができないのです。

損益通算の確定申告にデメリット?住民税の申告不要制度を利用しましょう!

 

まとめ

仮想通貨と海外 FX の損益通算(内部通算)について書きました。

仮想通貨ではじめて確定申告をするという方は、海外FXと相殺できることを忘れないようにしましょう。

 

■娘(7歳)日記

運動会がんばった記念として、すみっコぐらしのガチャガチャ(300円)を3回。

100円のガチャガチャは、どこへいってしまったのでしょうか…。