【インボイス制度】2割特例は税込経理と税抜経理のどっちがおすすめ?

会計ソフトでは、設定で「税込経理」と「税抜経理」を選べるようになっています。

インボイスではじめて消費税を払うことになる方は、「税込経理」をおすすめします。

 

税込経理と税抜経理のちがいとは?

「税込」と「税抜」の経理のちがいは、金額に消費税を含めるか含めないかということ。

たとえば、自分の商品が10,000円の場合、

  • 税込→売上11,000円
  • 税抜→売上10,000円+消費税1,000円

という経理になります。

 

これまで消費税を払っていなかった方(免税事業者)は、知らないうちに税込で経理をしていました。

ですが、インボイスに登録したからといって、税抜に変更するのはやめたほうがいいです。

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2割特例・簡易課税なら税込経理がおすすめ

2割特例・簡易課税を使う方に、なぜ税込をおすすめするかというと、消費税をわける必要がないからです。

このふたつの方法は、経理をかんたんにするために、売上だけに注目して消費税を計算するようになっています。

 

つまり、経費の消費税はわける意味がまったくないので、経理がわかりにくくなるだけなのです。

これまでどおり、税込で会計ソフトを使うようにしましょう。

 

原則課税なら税抜経理がおすすめ

原則課税(経費の消費税も計算する方法)になると、話はちがってきます。

税抜で経理することで、正確な利益がわかるだけではなく、将来の税金も予測しやすくなります。

 

また、金額が大きいもの(30万円前後)を経費にするときも、税込より税抜のほうがお得になるのです。

インボイスで原則課税を使う方は、税抜に設定することを忘れないようにしましょう。

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まとめ

2割特例は税込と税抜のどっちがいいか、について書きました。

インボイスについて相談したい方は、単発相談(個別相談)をご利用ください。

 

◆娘(9歳)日記

運動会の練習がはじまりました。

「走るのがはやくなったかも」とうれしそうな娘を見て、はやくも本番が楽しみです。