【分散型SNS】friend.techをやってみた!税金・インボイスはどうなる?

分散型のSNSである、friend.tech(フレンドテック)。

税理士が実際にやってみたので、ややこしい税金について解説します。

 

friend.tech(フレンドテック)とは?

friend.techとは、web3時代のSNSです。

  • チャットする権利(keys)を仮想通貨(イーサリアム)で買う
  • 自分のkeyが売れたらお金(ロイヤリティ)をもらえる

という、Xとはまったくちがう仕組みになっています。

 

ウォレットをつくったり、設定がややこしかったりとハードルは高いですが、これまでにないアプリでおもしろいです。

実際に、わたしのkeyを買った海外の方からチャットがきたので、英語でやりとりしました。(YouTubeを褒められてうれしい)

マイナウォレットとは?web3(仮想通貨・NFT・DAO)への影響は?

 

friend.tech(フレンドテック)の税金はどうなる?

friend.techで税金が発生するタイミングは、大きくわけて3つあります。

 

1つめが、ロイヤリティをもらったとき。

自分のkeyが売れたら、自分とfriend.techにお金が入ります。

もらったお金(イーサリアム)はもちろん、税金の対象になります。

 

2つめが、keyを売って儲かったとき。

自分の持っているkeyは、運営(friend.tech)に売ることができます。

仮想通貨の売買とおなじように、利益(売った金額ー買った金額)が税金の対象になります。

 

3つめが、エアドロップがあったとき

friend.techで遊ぶとポイントをもらえますが、そのポイントに応じて、特典をもらえる予定です。

内容は決まっていませんが、お金と交換できるものをもらったら、税金の対象になります。

 

ちなみに、確定申告(雑所得)では、

  • 年末時点のfriend.techのウォレット
  • 開始時点のfriend.techのウォレット

の差額を求めることで、楽に計算することもできます。(仕事としてやっている方は事業所得です)

 

friend.tech(フレンドテック)の消費税はどうなる?

気をつけたいのが、インボイスに登録している方です。

friend.techの収入は、「一方的にお金をもらう」「海外の会社から受けとる」といったものなので、消費税は関係ありません。

 

つまり、雑所得の売上にはなるけど、消費税の売上にはならないのです。

消費税を計算するときは、friend.techの収入を除外して、税金を払いすぎないようにしましょう。

登録国外事業者の消費税はインボイスでどうなる?仕入税額控除はできる?

 

まとめ

friend.techの税金について書きました。

くわしく聞きたい方は、単発相談(オンライン)をご利用いただければ。