【インボイス制度】開始前の取り下げが増加?開始後の取り消しも忘れずに!

インボイス開始前の「取り下げ」が、増加しています。
年間の売上が1000万円くらいのフリーランスは、開始後の「取り消し」も忘れないようにしましょう。
インボイス開始前の取り下げが増加
2023年10月からはじまる予定の、インボイス制度。
「やっぱり登録やーめた」という取り下げが、ちょっとずつ増えています。
2023年6月に取り下げられた件数は、なんと約4000件。
「なぜこんなに多いのだろう」と、不思議に思っています。(ニュースにあおられた?)
ちなみに、e-Tax(オンライン)では手続きができないので、めんどくさい郵送をすることになります。
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インボイス開始後の取り消し(取りやめ)の期限とは?
インボイスがはじまってから登録をやめたい人は、「取り下げ」ではなく、「取り消し(取りやめ)」になります。
取り消しは期限が決まっており、「やめたい年の15日前」までに手続きをしないといけません。
たとえば、フリーランスが2024年からインボイスをやめたい場合、「2023年12月17日」を過ぎてしまうと、やめるのが2025年になってしまうのです。
ここで気をつけてほしいのは、売上が1000万円くらいのフリーランスです。
インボイス開始後の取り消し(取りやめ)を忘れたらどうなる?
これまでの消費税のルールは、2年前の売上によって、消費税を払うかどうかを「自動」で決めていました。
1000万円を超えると消費税を払うことになりますが、1000万円以下だと、消費税を払う必要はなかったのです。
ですが、インボイスがはじまると、登録したすべての人が消費税を払うことになります。
「1000万円超えているし、とりあえず登録しとくか」という人が、たまたま900万円の売上になったとしても、取り消しをしないかぎり消費税を払い続けることになるのです。
仕事をするうえで、インボイスの番号が必要なら問題ありません。
しかし、特に必要ないなと感じたら、インボイスの取り消しを忘れないようにしましょう。
【インボイス制度】登録に迷っている個人・法人がまちがえやすい消費税のポイント3選
まとめ
インボイスの取り下げ・取り消しについて書きました。
消費税は届出ひとつで税金が大きく変わるので、注意しすぎなくらいがおすすめです。
◆娘(9歳)日記
家族3人で、娘の個人懇談に。
先生視点で娘のことを教えてもらえるので、いつも楽しみにしています。(なぜか娘は緊張しますが)