【インボイス制度】消費税が2割になる税制改正!簡易課税にはない隠れたメリットとは?

消費税を払っていなかった人(免税事業者)がインボイスに登録すると、「払う消費税が2割になる」という税制改正。
じつは、簡易課税にはない隠れたメリットが3つあります。
簡易課税の業種を判定しなくていい
消費税の計算方法のひとつである、簡易課税。
消費税が安くなるだけではなく、原則的な方法より「計算がかんたんになる」というメリットがありました。
ですが、簡易課税のややこしいポイントとして、「自分の業種はなにか」を判定する必要があったのです。(業種によって払う消費税が変わるため)
消費税が2割になるという、簡易課税がパワーアップした改正のおかげで、業種の判定はいらなくなりました。
どんな仕事をしていても、3年間は「年間売上×2%」の消費税を払うだけでいいのです。
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簡易課税とちがい確定申告のときに選択できる
これまでの消費税は、確定申告のときに直前で簡易課税を選ぶことはできませんでした。
ギリギリで計算方法を変えることで、「国から消費税をぶんどってやろう」という人たちがいたからです。
消費税が2割になる特例では、
- 使う
- 使わない
を確定申告のときに選ぶことができます。
その年が終わったあとで、どうするかを冷静に判断できるのはありがたいですね。
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簡易課税のような事前申請がいらない
消費税の最大の落とし穴として、「事前申請」があります。
自分に有利なものを使いたいときは、
- 前年までに申請しないとだめ
- 1日でも遅れたらアウト
というような、きびしいルールがありました。
消費税が2割になる特例では、事前申請は必要ありません。
税理士でも忘れることがある手続きを、まったく気にしなくてすむのです。
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まとめ
消費税が2割になる税制改正の隠れたメリットについて書きました。
免税事業者でインボイスの登録を迷ってる人は、参考にしてみてはいかがでしょうか。
◆娘(8歳)日記
とある理由から、ずっと一緒に入っていたお風呂を別々にすることに。
1週間たったところ、「やっぱり一緒に入りたい」という娘。…まじでうれしいです。