中古資産の耐用年数は2年ではない?税理士が計算方法を解説します!

こんにちは。ガリガリ税理士の中原牧人(@makito_tax)です。
人生100年時代と言われていますが、わたしの耐用年数を計算していただけないでしょうか。
固定資産の耐用年数とは
「固定資産を買ったら何年かにわけて経費にしましょう」
聞いたことがある方は、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
この何年かが耐用年数になります。要は寿命です。
寿命は国が決めているので、基本的に従うしかありません。
ちがう言い方をすると、それぞれが好き勝手したら公平ではなくなるからです。
中古のベンツを買って節税
「中古のベンツを買って節税」
この意味をざっくり説明すると、寿命を2年にしていっぱい経費にするってことです。
寿命が短いほうが寿命が長いものより、その年に経費になる金額も大きくなるのです。
「じゃあ、中古のものたくさん買って2年で経費にしよっと」
まってください!
とりあえず計算してみませんか?
中古の耐用年数を計算してみよう
・15年落ちの中古ベンツの場合
【国税庁耐用年数表より】
自動車⇒その他のもの
で寿命は6年。寿命を過ぎている場合、さらに20%を乗じてあげます。
6年×20%=1.2年⇒2年(最低2年)
「やっばり2年じゃん」
では、もうひとつ計算してみましょう。
・15年落ちの金属製中古机の場合
事務机⇒主として金属製のもの
で寿命15年。寿命を過ぎている場合、さらに20%を乗じてあげます。
15年×20%=3年
「2年じゃないだと?」
そうです!2年とは限りません!
思い込みをせずに、きちんと計算してあげましょう。
ちなみに寿命を過ぎていない場合、
(寿命ー過ぎた年数)×過ぎた年数×20%
になります。
まとめ
中古資産の耐用年数は2年と思い込んでいるそこのあなた!
きちんと計算式にあてはめて計算しましょうね。

…わかりにくい。