中古資産の耐用年数は2年ではない?税理士が計算方法を解説します!

2018年12月19日

こんにちは。ガリガリ税理士の中原牧人(@makito_tax)です。

人生100年時代と言われていますが、わたしの耐用年数を計算していただけないでしょうか。

 

固定資産の耐用年数とは

「固定資産を買ったら何年かにわけて経費にしましょう」

聞いたことがある方は、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

 

この何年かが耐用年数になります。要は寿命です。

 

寿命は国が決めているので、基本的に従うしかありません。

ちがう言い方をすると、それぞれが好き勝手したら公平ではなくなるからです。

 

中古のベンツを買って節税

「中古のベンツを買って節税」

この意味をざっくり説明すると、寿命を2年にしていっぱい経費にするってことです。

寿命が短いほうが寿命が長いものより、その年に経費になる金額も大きくなるのです。

 

「じゃあ、中古のものたくさん買って2年で経費にしよっと」

 

まってください!

とりあえず計算してみませんか?

 

中古の耐用年数を計算してみよう

・15年落ちの中古ベンツの場合

【国税庁耐用年数表より】

 

自動車⇒その他のもの

で寿命は6年。寿命を過ぎている場合、さらに20%を乗じてあげます。

 

6年×20%=1.2年⇒2年(最低2年)

 

「やっばり2年じゃん」

では、もうひとつ計算してみましょう。

 

・15年落ちの金属製中古机の場合

 

事務机⇒主として金属製のもの

で寿命15年。寿命を過ぎている場合、さらに20%を乗じてあげます。

 

15年×20%=3年

 

「2年じゃないだと?」

 

そうです!2年とは限りません!

思い込みをせずに、きちんと計算してあげましょう。

 

ちなみに寿命を過ぎていない場合、

(寿命ー過ぎた年数)×過ぎた年数×20%

になります。

 

まとめ

中古資産の耐用年数は2年と思い込んでいるそこのあなた!

きちんと計算式にあてはめて計算しましょうね。

 

…わかりにくい。