銀行から嫌われる決算書とは?会社にもダイエットが必要です!

銀行と上手に付き合うためには、決算書のダイエットを意識しましょう。
事業を継続していくためにはお金が必要不可欠
生きていくうえでお金はかかせません。
これは個人にかぎらず、会社であっても同じことです。
会社が成長するためには、設備投資をしたり、優秀な人材を集める必要があります。
しかし、お金がなければ設備投資もできませんし、人を増やすこともできません。
しかも残念なことに、銀行はお金がなくなってからお願いしてもお金を貸してくれません。
ボランティアではなく商売としてお金を貸している以上、かえしてくれる見込みがある会社にしか貸してくれないのです。
会社の将来を考えたとき、「もしかして借入が必要になるかも」と思ったら、今からでも銀行と付き合っておきましょう。
実質金利と表面金利のちがいとは?その金利、銀行にだまされていませんか?
銀行から嫌われる決算書とは?
銀行は決算書が大好きです。もちろん、「決算書」と書かれた紙が好きなわけではありません。
「ガチムチ(筋肉質)の決算書」が好物なのです。
- 売掛金
- 在庫
- 貸付金
が大きい会社は要注意。気づかないうちに銀行に嫌われている可能性もあります。
売掛金・在庫が嫌われる理由は、「ちゃんとお金になるの?」と心配されてしまうこと。
「売掛金」「在庫」もお金にかわるものではありますが、「お金」ではありません。
大きくなりすぎないよう、常に注意しておきましょう。
また、貸付金が嫌われる理由としては、「貸した金を又貸しするってどういうつもり?」ということ。
友人にゲームを貸したのに、その友人がちがう人にゲームを貸したら嫌ですよね。
高確率でかえってきませんし、かえってきてもぼろぼろになっています。
(ガリガリのかなしい経験上)
個人の健康のためダイエットが必要であるように、会社の健康にもダイエット(無駄な資産を減らす)が必要なのです。
無借金経営は結果論にすぎない
「無借金」を理想とする社長さんは多いです。
たしかに無借金の美しい決算書をみているとほれぼれします。
しかし、多くの中小企業にそんな余裕はありません。
無理して無借金を貫いても会社のためにはなりませんし、最悪の結果、お金がなくなり倒産してしまいます。
不測の事態にそなえるためにも、「お金がいくらあるのか」を毎日・毎月など定期的な経理で確認し、「借入」という選択肢を忘れないようにしましょう。
無借金は会社が安定し、もしくはこれから衰退するであろう時期に結果的になるものなのです。
まとめ
銀行と上手に付き合うためには、決算書のダイエットが必要です。
「気づいたらメタボになっていた」なんてことにならないためにも、日々の経理が大切なのです。
■娘日記
つばめのひなが生まれました。
カラスとの激闘もありましたが、無事でなによりです。
起こしてもなかなか起きない娘ですが、今朝は忍者のように起きてひなをながめていました。