freeeで会社(法人)設立?税理士が費用・流れを解説します!

会社設立手続きの手間を最小限にできるという「会社設立freee」。
自分の会社をつくることになったので、実際に使ってみました。
会社設立freeeとは?法人設立ワンストップサービスとのちがいは?
「会社設立freee」とは、クラウド会計のfreeeが提供している会社をつくるためのサービスです。
そもそも、会社をつくるには専門的な知識や時間が必要になるため、「司法書士」「行政書士」といった専門家にお願いすることが一般的でした。
しかし、「会社設立freee」を使うことで専門家に頼ることなく、必要な書類をかんたんにつくることができるのです。
注意点として、すべての手続きがオンラインで完結するわけではありません。(2021年6月現在)
「法人設立ワンストップサービス」を使えばオンラインでできますが、専門家でもわかりにくい「かんたん問診(3択問題)」を出され続けるのでやめておきましょう。
会社設立freeeの費用とは?定款、登録免許税はいくら?
「会社設立freee」の費用ですが、使うこと自体にお金はかかりません。
- 定款の電子署名(会社の説明書)→5,000円
- 登録免許税(登録の手数料)→合同会社6万円、株式会社15万円
といった、会社設立freeeを使わなくても払うことになるものだけです。
もちろん、専門家への手数料も必要ありません。
必要なのは、「少しの時間」と「手間」だけです。
会社設立freeeの流れとは?郵送の会社設立日はどうなる?
「会社設立freee」を使うためには、無料登録が必要です。
かんたんなアンケートがあるので、さらっと答えましょう。
会社の「名称」「住所」などを入力していきます。
出資金ですが、10万円以下にすると銀行口座がつくりにくくなるのでやめておきましょう。
事業内容は悩むと思いますが、「前各号に附帯関連する一切の事業」という魔法のことばでフォローしてくれます。
それっぽいやつを選んでおきましょう。
2021年(令和3年)2月15日から「会社設立時の印鑑」が不要になりました。
しかし、会社設立freeeの申請はオフラインなので印鑑が必要です。
そのまま印鑑を買うか、自分で用意しておきましょう。(いらない…)
【法人印鑑】柘植(つげ) 法人設立3本セットB 角印(21.0mm)/天丸(18.0mm)/寸胴(18.0mm) 専用ケース付き 判子(はんこ/ハンコ)
入力ができたら、freeeと提携している行政書士さんに電子署名をお願いします。
1週間ほど時間がかかるので、待っている間に100均で「CD-R(定款のデータをいれる)」を買っておきましょう。
完成した定款が送られてきたら、出資金を入金します。
社長ひとりだけの会社でも、わざわざ自分の口座に「振込」や「預入」をして、入金があった証明をしなければいけません。
(発狂するくらいめんどくさい)
限度額に気をつけながら、1番楽な方法を考えましょう。
わたしは、「ネットバンクから振込」→「通帳記入(数年ぶり)」としました。
「入金証明」「登記書類」をコンビニで印刷したら、準備は完了です。
会社の設立日は、
- 郵送→到着日
- 持参→提出日
になるので、「配達日指定」を使い、希望の日に到着するようにしましょう。
(娘の誕生日を指定した親ばかはわたしです)
これで会社をつくることはできますが、
- 税務署
- 市役所
- 年金事務所
といったところに提出する書類もあります。
「なにをすればいいかわからない」という方は、専門家に相談するようにしましょう。
ちなみに、わたしがやってしまった失敗として、「アカウントの削除」があります。
会計ソフトはマネーフォワードを使うつもりでも、行政書士さんにお願いした時点では削除せず、設立が終わるまで残しておきましょう。
(再作成するはめになります)
やよいの青色申告オンラインからfreeeへデータを移行する手順とは?
まとめ
会社設立freeeの費用・流れについて。
会社をつくるときの参考になればうれしいです。
■娘(6歳)日記
もうすぐ娘の誕生日です。
ベッド、鬼滅のコスプレ(胡蝶しのぶ)を買うことになりました。