【フリーランスと経費】経費になるもの・ならないもののちがいとは?

2019年3月19日

フリーランスの経理に対する悩みで多いのが、「どこまでが経費なのか」という点です。

結論からいうと、仕事をするうえで必要なものは経費になります。

 

フリーランスのカフェ代・飲食代は経費になる?

たとえば、仕事の打ち合わせでカフェを使った場合、ドリンクを頼みます。

場所を借りているので、水だけというわけにはいかないですよね。

ドリンク代は、「仕事をするうえで必要な場所代」なので経費になります。

 

ひとりでの食事はどうでしょうか。

そもそも、衣食住は経費になりません。仕事に関係なく、支払わないと生きていけないからです。

例外として、「仕事をするうえで必要なときだけ経費にしてもいいよ」となっているのです。

 

つまり、会議費や交際費のように、仕事の関係者との食事にかぎり経費になるのです。

 

経費になる証拠はレシートで十分なので、わざわざ領収書をもらう必要はありません。

ほかの資料とまとめて、7年間は保存するようにしましょう。

(大きい封筒にまとめる方法がおすすめです)

 

フリーランスの自宅家賃・光熱費は経費になる?

最近は、自宅で仕事をする方も増えてきました。

もちろん、仕事をするうえで必要な家賃・光熱費も経費です。

夫名義で夫が支払っていても、妻が仕事でつかっているなら妻の経費にできるのです。

 

しかし、全額というわけにはいきません。

仕事とは関係のない、「生きていくうえで必要な部分」も含まれているからです。

このような場合、「仕事でつかっている部分」だけ経費になります。

 

家事按分とは?経費になる割合はどれくらい?

では、「仕事でつかっている部分」とはどれくらいなのか。

 

残念ながら、答えはありません。

つまり、経費になる割合を自分で決めなければならないのです。

 

ここで大切なのは、やりすぎないこと。

「仕事以外でもつかうのに100%を経費にする」ことは絶対にやめましょう。

 

  • 床面積
  • 使用日数

のように、ほかの人に説明しても納得できる基準をつかうことが大切です。

税務調査で、「とりあえず50%で手をうちましょう」といってくる担当官もいますが…。

 

まとめ

フリーランスの経費になるものは、「事業をするうえで必要なもの」です。

判断に迷いそうなときは、ブレないようにあらかじめ基準を決めておきましょう。

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