【フリーランスと経費】経費になるもの・ならないもののちがいとは?

フリーランスの経理に対する悩みで多いのが、「どこまでが経費なのか」という点です。
結論からいうと、仕事をするうえで必要なものは経費になります。
フリーランスのカフェ代・飲食代は経費になる?
たとえば、仕事の打ち合わせでカフェを使った場合、ドリンクを頼みます。
場所を借りているので、水だけというわけにはいかないですよね。
ドリンク代は、「仕事をするうえで必要な場所代」なので経費になります。
ひとりでの食事はどうでしょうか。
そもそも、衣食住は経費になりません。仕事に関係なく、支払わないと生きていけないからです。
例外として、「仕事をするうえで必要なときだけ経費にしてもいいよ」となっているのです。
つまり、会議費や交際費のように、仕事の関係者との食事にかぎり経費になるのです。
経費になる証拠はレシートで十分なので、わざわざ領収書をもらう必要はありません。
ほかの資料とまとめて、7年間は保存するようにしましょう。
(大きい封筒にまとめる方法がおすすめです)
フリーランスの自宅家賃・光熱費は経費になる?
最近は、自宅で仕事をする方も増えてきました。
もちろん、仕事をするうえで必要な家賃・光熱費も経費です。
夫名義で夫が支払っていても、妻が仕事でつかっているなら妻の経費にできるのです。
しかし、全額というわけにはいきません。
仕事とは関係のない、「生きていくうえで必要な部分」も含まれているからです。
このような場合、「仕事でつかっている部分」だけ経費になります。
家事按分とは?経費になる割合はどれくらい?
では、「仕事でつかっている部分」とはどれくらいなのか。
残念ながら、答えはありません。
つまり、経費になる割合を自分で決めなければならないのです。
ここで大切なのは、やりすぎないこと。
「仕事以外でもつかうのに100%を経費にする」ことは絶対にやめましょう。
- 床面積
- 使用日数
のように、ほかの人に説明しても納得できる基準をつかうことが大切です。
税務調査で、「とりあえず50%で手をうちましょう」といってくる担当官もいますが…。
まとめ
フリーランスの経費になるものは、「事業をするうえで必要なもの」です。
判断に迷いそうなときは、ブレないようにあらかじめ基準を決めておきましょう。
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