更正の請求がいやなら無理にやらなくてもいい

更正の請求をすることで、払いすぎた税金をかえしてもらうことができます。
しかし、やりたくないなら無理にやる必要はありません。
更正の請求とは?e-Taxで電子申告もできる?
「更正の請求」とは、払いすぎた税金をかえしてもらうための手続きです。
たとえば、確定申告をしたあとに売上が二重になっていることに気づいた場合、税務署に申請することで税金が戻ってくるのです。
確定申告書と見た目がちがうのでややこしいですが、
- マイナンバーカード
- カードリーダー
をもっている方なら、紙ではなくオンラインで申告することもできます。
(確定申告書等作成コーナーの下のほうにあります)
まちがいを直せるので、せっかく気づいたならやったほうがいいです。
ですが、たりなかった税金を払う「修正申告」とちがい、無理にやる必要はありません。
更正の請求は税務署の目がきびしい
自分で確定申告をやっている方でも、「更正の請求はむずかしそうだから税務署に相談しよう」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「よく教えてくれたね、ありがとう」と、小銭を届けた小学生のようにほめてくれると思いきや、そうではありません。
- 国を背負っているという正義感
- 一度もらった税金をかえしたくない
といった理由があるのでしょうか。
悪いことはしていないのに、高圧的な態度でいろいろと追及されてしまうのです。
もちろん、人によっては親切な方もいらっしゃいます。
しかし、残念なことに「こわくて税務署に近づけなくなった」という声も耳にします。
税理士でも税務署は苦手
わたしは税理士ですが、「税務署」が苦手です。
税理士と税務署はお互いに協力し、税金のことがわからない方のサポートをするはずなのに、なぜかきびしくどこか「機械的」なのです。
国家公務員という立場上、「スパルタのほうがいい」という意見もあるでしょう。
わたしのようにメンタルがよわい人は「怒られるかも…」と考えただけで、体が重くなってしまいます。
できれば電話もしたくないですが、メールやチャットに対応していないのでどうしようもありません。
「やさしい税務署員が増えたら、自分で確定申告する人も増えるだろうな」と考えながら、自分のサービスへの戒めとしています。
まとめ
更正の請求は、無理にやる必要はありません。
「ほっといたらもやもやする」という方は、相性があいそうな専門家に相談するようにしましょう。
■娘(7歳)日記
誕生日にあわせて、念願のシステムベッドが届きました。
「お父さん、一緒にパソコンみよ!」とベッドに呼ばれるのはうれしいですが、ぬいぐるみだらけでせまいです…。