税理士試験科目のおすすめとは?選択した理由を5年合格の税理士が解説します!

選択するのが悩ましい、税理士試験の税法科目。

そこで、5年で合格(消費税法・法人税法・相続税法)した税理士が、税理士試験科目のおすすめを解説します。

 

所得税法より法人税法をおすすめする理由とは?

所得税法より法人税法をおすすめする理由は、「所得税は仕事で覚えることができる」からです。

 

まちの税理士事務所で働いていると、1番多い仕事は「確定申告」になります。

つまり、仕事を通してある程度、所得税の勉強を勝手にできるということ。

 

法人税とちがって、所得税はマイナーな論点に出会うことも少ないです。

わからないことがあれば、その都度調べることで十分対応できます。(わたしもそうやって学びました)

 

将来的に開業を目指している場合だと、あえて確定申告の仕事を手放して、「会社の税金だけに集中する」ということもできます。

社長の確定申告だけサポートすることもありますが、大体のパターンは似ているので、毎年やっているという自然と体で覚えていきます。

税理士事務所の仕事内容で衝撃だったこと3選!会計事務所とのちがいとは?

 

相続税法を選択した理由とは?

所得税法より相続税法を選択した理由は、「おもしろそうだったから」ということ。

 

税理士試験を勉強しているということは、学ぶことが好きなオタク気質の方も多いのではないでしょうか。(わたしもそうです)

毎回新しいことに出会える相続税の申告は、そんなオタク心を「これでもか!」というぐらいくすぐってくれます。

 

しかも、人の死が関係してくるので、感謝のされ具合も全くちがいます。

その分神経を使うことになりますが、申告が無事に終わったあとの達成感…ぜひ一度味わってほしいものです。

 

ミニ税法を選択しなかった理由とは?

「早く合格するにはミニ税法を選ぶべき」という意見があります。

 

ですが、わたしはこの意見に賛成できません。

「ライバルのレベルが高い」というのはもちろん、他の科目とくらべて「合格者数が少ない」からです。

【国税庁ホームページより】

 

「合格率はあんまり変わらないじゃん」と思うかもしれません。

しかし、「1,000人中の100人に入る」より「100人中の10人に入る」ほうがむずかしいと考えると、しっくりくるのではないでしょうか。

 

早く税理士になりたいなら、

  • 大学院で科目免除
  • 公認会計士試験を受験

といった方法もあるのに、仕事で使わないミニ税法を選択するのはどうなのかな、と考えているのです。

 

まとめ

税理士試験科目のおすすめについて書きました。

選択科目で悩んでる方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

◆娘(8歳)日記

夏休みが終わって、学校がはじまりました。

花火・ともだち・海・プール・博物館など、楽しめたようでよかったです。