RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)で専従者給与の振り込みを自動化!

実際に支払わないと経費にならない「専従者給与」。
定期的な振り込みなら、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)で自動化することができます。
専従者給与とは?支払わないとどうなる?
専従者給与とは、家族への給与が経費になる青色申告の特典のひとつです。
個人の税金は収入が増えるほど高くなるため、家族に給与を支払うことで収入を分散し、税金を安くすることができてしまいます。
そのため、給与を支払うことは認められていませんが、「申請」をすることで例外的に経費にすることができるのです。
税金のためとはいっても、毎月の振り込みは面倒ですよね。
「どうせ同じ財布じゃん」と支払いをしない方もいらっしゃいますが、形だけでも支払わないと経費にはなりません。
地方銀行をネット銀行にかえるだけでも振り込みは楽になりますが、「RPA」を使うとさらに時間を短縮することができます。
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UiPathでできることとは?
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)とは、自分のかわりに動いてくれるロボットのことです。
数百万円もする高価なロボットや、
- UiPath StudioX
- Microsoft Power Automate
のように、自分でつくれる無料のロボットもあります。
ロボットなので人間とちがい、指示が正確ならミスがありません。
たとえば、「単純なことはロボットにお願いし、自分はクリエイティブなものに集中する」といった使いかたができます。
専従者給与のような面倒な振り込みも、ロボットにお願いすると「ボタンひとつ」で全部やってくれるのです。
RPAで住信SBIネット銀行から専従者給与を振り込む方法とは?
今回はUiPath StudioXを使って、「住信SBIネット銀行から専従者給与を振り込む方法」を説明します。
あらかじめ、住信SBIネット銀行のホームページを開いておきましょう。
(ランクによって手数料が無料になる、使いやすいネット銀行のひとつです)
UiPath StudioXで「空のタスク」を選択し、
「アプリ/Webレコーダー」をクリックします。
「記録を開始」をクリックすると録画がはじまるので、ロボットに操作方法を教えてあげましょう。
「ログイン」をクリックし、
ユーザーネーム、WEBログインパスワードを確認したら、「ログイン」をクリックします。
「振込」をクリックすると、
振込先を選択する画面になります。
「アプリ/Webレコーダー」は、Webサイトの位置でクリックする箇所を認識するため、「登録が古い順」などの並び順を使い、振込先が1番上にくるようにしましょう。
クリックすると数字が入力できるので、「振込金額」を入れていきます。
金額を入力したら、「確認する」をクリック。
次の画面で内容をチェックしたら、ロボットの完成です。
もう少しすすめると振込まで自動化できますが、ここでやめておきましょう。
セキュリティの観点から、「住信SBIネット銀行アプリ」を使って2段階認証にしたほうが安心です。
「保存してStudioにもどる」をクリックし、「F5キー(実行)」でロボットを動かしてみましょう。
はじめてつくったロボットが、最後まで動くと感動しますよ。
実際にロボットを動かすのは、「UiPath Assistant」というソフトになります。
「パブリッシュ」を選択し、
「パブリッシュ」をクリックしましょう。
UiPath Assistantの設定で「ショートカットキー」を登録しておくと、ボタンひとつでロボットが動くようになります。
まとめ
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)で、専従者給与の振り込みを自動化する方法について。
「アプリ/Webレコーダー」は使いやすいので、一度試してみてはいかがでしょうか。
■娘日記
毎日練習したおかげで、自転車に完璧に乗れるようになりました。
家族でサイクリングするために、15年ぶりに自転車買おうかな…。
(欲を言えばもっと一緒に練習したかったです)