税理士に年1回(決算)のみ依頼する3つのデメリットとは?

法人と税理士との付き合い方には、税務顧問や単発相談などいろいろな形があります。
その中でも、年1回(決算)だけ依頼するのをおすすめしない理由についてお話します。
法人の節税は後出しができない・むずかしい
節税には、「裏ワザ」や「必殺技」のようなものはありません。
ですが、お金を残すうえでの「適切な節税」はたしかにあります。
しかし残念ながら、そのほとんどが後出しで使うことはできません。
決算という1年の区切りが終わったあとに、「なんとかしてよ」と税理士におねがいしてもどうにもならないのです。
税金を減らす方法より経費を減らそう!税金対策のかんちがいとは?
税金を支払う痛みが大きい
年1回だけ依頼するということは、税理士からの報告があるまで「税金がいくらになるかわからない」ということです。
飲食店のように、あらかじめ金額がわかっている場合と比べて、金額がわからないお金の痛みは大きいものです。
インターネットで買い物をしていても、料金がはっきりしないと気持ちわるいですよね。
毎月ちゃんと経理をしたり、定期的に税理士と打ち合わせをすることで、将来の税金を知ることができるのです。
経営戦略が迷子になってしまう
税理士に年1回だけ依頼する方のほとんどが、決算だけではなく、経理も丸投げしています。
ですが、経営の管理を丸投げしてしまうと、会社の進むべき方向がわからなくなってしまいます。
ドラゴンボールというマンガでいうと、ドラゴンレーダーを持たずに、ドラゴンボールを7つ集めるようなもの。
税理士のコストを減らすことで、売上や利益などもっと多くのお金を失うこともあるのです。
「法人には顧問税理士が必須」というわけではありません。
できれば、税務顧問(継続サービス)も試したうえで、どっちがいいかを考えてみてはいかがでしょうか。
税理士が確定申告代行ではなく申告書作成コンサルティングをする3つの理由
まとめ
税理士に年1回だけ依頼するデメリットについて書きました。
当事務所では、現在の税理士からの変更相談も受けつけています。
Posted by 税理士 中原牧人
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中原牧人(まきと)
web3(仮想通貨・NFT・DAO)、AIサービス、IT効率化に強い税理士。岡山県を中心に全国のひとり社長やフリーランスをサポートしている。
1987年、島根生まれ岡山育ち。
ゲームとマンガが大好きで、娘を溺愛している。
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