【インボイス制度】免税事業者で登録を迷っている人は年内はやめておこう!
まだまだ細かい部分がはっきりしない、インボイス制度。
免税事業者で登録を迷っている人は、年内の登録はやめておきましょう。
インボイス制度は経過措置で消費税が安くなる?
2023年10月からはじまる予定のインボイス制度ですが、細かいところはまったく決まっていません。
期間限定の特例(経過措置)で、「払う消費税は売上の2%でいい」といった案も出ていますが、正式に決まったわけではないのです。
では、インボイス制度がどんなものになるのか、ちゃんと決まるのはいつになるのでしょうか。
それが、毎年12月中旬ごろの「税制改正が発表されたとき」になります。
【ざっくり解説】税制改正大綱2023(令和5年度)まとめ速報【中小企業・フリーランス用】
インボイス制度は税制改正ではっきりする
毎年冬になると、「税金がこんなふうに変わるかも」といった話が聞こえています。
なぜなら、12月中旬に税制改正というイベントが待ってるからです。
いろいろな協会や団体が、「この税金はこんな風にしたほうがいいのでは」といった意見を出します。
その意見をもとに話し合いを行って、「国のえらい人たち」が新しい税金のしくみを決定するのです。
つまり、はっきりしないインボイス制度も、2022年12月中旬になればわかるということです。
【インボイス制度】消費税が2割になる税制改正!簡易課税にはない隠れたメリットとは?
インボイス制度の登録を迷っている人は年内はやめておこう
インボイス制度の登録を迷ってる人は、「これまで消費税を払っていなかった免税事業者」というケースが多いのではないでしょうか。
個人的には、目先のお得感にだまされずに、年内の登録はやめておくことをおすすめします。
現時点では、登録のハードルを下げるために、あの手この手で誘ってきています。
発表された税制改正を自分なりに整理して、「年が明けてから決める」という作戦でも決して遅くはないでしょう。
【freeeインボイス登録申請ナビ】税理士がやってみた!やり方・評価とは?
まとめ
免税事業者で登録を迷っている人は年内はやめておこう、ということについて書きました。
自分をまもるためにも、まわりの情報に流されないようにしましょう。
◆娘(8歳)日記
妻が小さいときに使っていたという、クリスマスツリーを設置しました。
娘はよろこんでいましたが、昭和感がすごい。
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中原牧人(まきと)のプロフィール
1987年、島根生まれ岡山育ち。合同会社MIOコンサルティング 代表社員|中原牧人税理士事務所 代表税理士|一般社団法人はれとこ 監事
web3(仮想通貨・NFT・DAO)、AIサービス、IT効率化に強い税理士。岡山県を中心に、全国のひとり社長やフリーランスをサポートしている。
メディア出演、セミナー実績多数。ゲームとマンガが大好きで、9歳の娘を溺愛。