フリーランスが源泉徴収されなかった理由とは?源泉徴収義務者ってなに?

フリーランスが源泉徴収されなかった場合、取引した相手の「源泉徴収義務」が関係しています。
報酬の源泉徴収とは?
コロナの影響もあり、フリーランスの方にご相談をいただく機会がふえました。
フリーランスが自分で経理をするうえで、ややこしいのが「源泉徴収」という制度です。
会社員として働いたことがある方なら、一度はみたことがある給与明細。
給与として受けとることができるのは、基本給に各種手当を含めた金額(額面給与)から税金などをひかれたあとの金額です。
この税金などをあらかじめ差しひくことを、源泉徴収といいます。
源泉徴収の対象となる支払いには、給与のほかにもフリーランスが受けとる報酬も含まれます。
つまり、「お金をもらった金額」ではなく、「税金をひかれる前の金額」を売上として経理しないと、正しい確定申告をすることができないのです。
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フリーランスが源泉徴収されなかった理由は義務がないから
フリーランスとして働く場合、基本的にすべての仕事を自分でしなければいけません。
面倒な雑務はもちろん、請求書の作成もひとりでこなす必要があります。
「外注を頼んだけど、源泉徴収はするの?しないの?」
余計なことを考えるだけで、嫌になりますよね。
じつは、特例として「フリーランスは源泉徴収をしなくていい」と決まっています。
お金を支払うときは源泉徴収のことは忘れて、お金をもらうときだけ源泉徴収くんを思いだしてあげましょう。
フリーランスへの交通費も源泉徴収が必要
会社がフリーランスへ報酬を支払うときにも、源泉徴収に気をつけないといけません。
たとえば、同じような報酬でも、
- 税理士への報酬⇒源泉徴収が必要
- 行政書士の報酬⇒源泉徴収が不要
といったように、対象になるものとならないものがあるのです。
また、報酬だけではなく、一緒に支払う「交通費」や「旅費」も源泉徴収をする必要があります。
- 会社が交通機関やホテルに直接支払う
- 会社あての領収書をもらい精算する(個人あてはだめ)
といった場合は不要になるので、かんちがいしないように。
まとめ
フリーランスが源泉徴収されなかった理由について。
まちがいやすいポイントなので、自分で経理をするときは注意しましょう。
■娘日記
はじめてお風呂で頭を洗ってもらいました。
体を洗ってもらうのもいいですが、頭も最高に気持ちいい。
大人になっても一緒にはいって、「娘とお風呂にはいった回数」の日本記録保持者になります!