【インボイス制度】もし相続があったらフリーランス(個人事業主)の登録番号はどうなる?

反対意見が多かったため、ややこしくなってしまったインボイス制度。

インボイスに登録している人が亡くなったら、登録番号はどうなるのでしょうか。

 

フリーランス(個人事業主)の相続でインボイスの登録番号はどうなる?

フリーランス(個人事業主)が亡くなった場合、その人が持っていたお金・土地などは、

  • 子ども
  • 両親
  • 兄弟

といった家族が引き継ぐ(相続する)ことになります。

 

ですが、相続には「引き継げるもの」と「引き継げないもの」があり、たとえばインボイスの登録番号といった「その人限定のもの」は、相続の対象にはなりません。

つまり、フリーランスが亡くなった場合、その仕事を相続する人は、あらためてインボイスの登録申請をする必要があるのです。

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相続があったときのインボイスの登録申請期限とは?

相続があったときのインボイスの登録期限は、「亡くなった日から4か月」となっています。

亡くなった人の最後の確定申告(準確定申告)もおなじ期限なので、あわせて覚えておくといいでしょう。

 

「インボイスに登録するまでに、番号が必要だったらどうしよう…」という方も、安心していただければ。

登録が完了するまでは、亡くなった人の番号を「緊急用」として使うことができるので、空白の期間ができないようになっています。

 

中小企業(法人)の事業承継でインボイスの登録番号はどうなる?

ちなみに、会社バージョンの相続(事業承継)では、インボイスの登録番号を引き継ぐことができます。

なぜかというと、社長が亡くなったとしても、会社そのものがなくなったわけではないからです。

 

相続で社長が変わったとしても、会社の登録番号は変わらないですよね。

つまり、あらためてインボイスの登録をする必要はないのです。

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まとめ

もし相続があったらインボイスの登録番号はどうなるか、について書きました。

当事務所では、相続に強い「セカンドオピニオン」としての相談も受けつけています。

 

◆娘(8歳)日記

4か月ぶりのレオマの森を楽しみました。

こわがっていたエレベーターにもひとりで乗れるようになり、感激です。