仕事の効率化が正しいとは限らない!「感動がうまれる非効率の追及」とは?

誰もが一度は悩むであろう仕事の効率化。
しかし、事業をするうえでは必ずしも正しいとは限りません。
仕事の効率化が正しいとは限らない
先日、岡山のとある大手の駄菓子屋さんの4代目とお話しする機会がありました。
わたしはもちろん、妻と娘も好きな駄菓子屋さんだったのでテンションはアゲアゲです。(古い)
駄菓子屋の仕組みは、子どものころからほとんど変わっていないので、
「効率化のお手伝いができたら楽しそうだなー」
とぼんやり考えていました。
しかし、今後の事業展望を聞いていたときの「感動がうまれる非効率の追及」という言葉。
おおいに反省するとともに、心が震えたのです。
効率化は他人に強制するものではない
昔からせっかちなガリガリは、効率化を研究することが好きです。
しかし、「効率化は他人に強制するものではない」と考えており、実際にお客様にも強制したことはありません。
- 理由もないのに効率化を嫌う
- そもそも効率化に興味がない
といった方もいるのがその理由ですが、「非効率を追及する」ということは考えもしませんでした。
膨大な数の駄菓子にひとつずつ値札をはり、キャッシュレスにあえて対応せず、支払いは現金のみ。
お金をにぎりしめて買いにくる子ども(お客様)の笑顔のために、あえて効率化を捨てる。
あらためて、事業が継続・発展するためのビジョンの大切さを感じました。
会社全体でビジョンを共有する
経営者の目的のひとつとして、「お客様に喜んでもらう」ことがあります。
フリーランスの場合、自分で理解していればそれで十分ですが、従業員を雇っているならそうはいきません。
経営者の考えや想いを、従業員にも日々伝えていく。
そんな従業員が届けたサービスは「ちがい」を感じるものです。
会社全体でビジョンを共有することにより、本当の意味でお客様に喜んでもらうことができるのではないでしょうか。
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まとめ
仕事の効率化が正しいとは限らない、感動がうまれる非効率の追及。
フリーランスになってよかったな、としみじみ感じた出来事でした。
■娘(5歳)日記
「娘が死んだら、お父さんも悲しくて死んじゃう」
といったら、娘もこういいました。
「お父さんが死んだら〇〇も死んじゃう!だって暇だもん!」
…素直に喜んでいいのでしょうか。